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【今宵は】VIA MAREでコースにパスタをプラスという新パターンに開眼(?!)。【糖質制限解除】

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月に一度の行事となりつつあるVIA MARE詣でを先日も行いました。美味き良きレストランはなるべく応援したいですからね。

今回は、いつもの「シェフのおまかせコース」にプラス料金でパスタを追加するというパターンでお食事しました。コース内にはもちろんパスタは含まれていますが、いつも「あぁ、お代わりしたいなぁ」と思ってしまうのでどうせならたらふく食べてみよう、ということになりました。

主人はスプロッシ、私はファジーネーブルのノンアルコールカクテルで乾杯してから、先付をいただきます。
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お店の方のご説明どおり、今回は珍しくシーフードではなくお肉から始まりました。先付けの厚切り牛タン、バルサミコソース和え。色とりどりの野菜(ルッコラ、ミニトマト、赤キャベツ等)が華やかなロゼットのようです。ほどよくミディアムレアに焼かれた牛タンのむちむちの食感を、ゆっくり噛みながら楽しめました。フルーティーなソースとよく絡んで美味しかったです。
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前菜盛り合せ。これだけでもかなり贅沢な一皿です。右下から時計回りにフォアグラのテリーヌ、イタリアはマジョレ湖のキャビアを乗せた宮城県産の大粒帆立、パルマ産生ハムと同地郷土料理であるニョッコ・フリット(揚げニョッキ)、焼きパプリカ。おせち料理にもあったフォアグラのテリーヌは、はずれなきおいしさ。いちじくのねっとりした甘さとの組み合わせにはいつもうっとりします。大粒帆立の新鮮で肉厚な食感と輝くキャビアのコクも負けてはいません。今日のニューフェースは、ニョッコ・フリットです。外はさっくり、中はふんわりの面白いコンビの揚げ物です。生ハムと一緒に食すのがお勧めとのことで、そのとおりにいただきました。バターの柔らかな風味が生ハムのほどよい脂っこさと溶け合います。合間合間にいただく焼きパプリカは、箸休めにはもったいないくらい甘酸っぱくて「おやっ」と思わせてくれます。

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本日のパスタは、青森県産白魚のフリットのトマトソースのスパゲティ。同じくフリットしたバジルの葉を砕いて香りを楽しむことをお勧めされました。繊細・たおやかといった表現がぴったりの淡い白魚、初めて味わいました。かすかなほろ苦さ以外にはくせがないので、バジルやトマトと喧嘩しません。こんなに小さい存在ながら、ミネラルたっぷりというのは驚きです。

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本日のリゾットは、広島産の大粒牡蠣と菜の花がベース。牡蠣のミルキーな濃厚さと(白魚同様)ほろ苦い菜の花がふんわり香る一皿です。お店の方によると、加熱用として生産した無消毒の牡蠣とのこと。牡蠣にそういう生産手法があるのか、と、一つ賢くなりました。各地の名産についてだけではなく、生産手段についても知らなかった世界が覗けるのも、かように食への探求心が強いお店ならでは、と感じました。

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ひときわゴージャスな魚料理は、銚子で捕れたショウサイフグというミニサイズのフグと手長海老をセモリナ粉で焼いたもの。トレヴィスという赤いキャベツのソースと共にいただきます。ショウサイフグの肉厚ながら柔らかな食感とあっさりとした風味が美味。立ち上るオリーブオイルとパンチェッタの香りも華やかさを更に盛り上げています。手長海老の身はフォークですくいやすくなっており、厨房の心配りを感じ取れました。

肉料理は低温でじっくりローストした仔羊、トリュフソースとズッキーニのバターソテーとじゃがいものグラタン風と共に…だったのですが、ここでもテンションが上がりすぎたのか、後でタブレットを見直したら写真をがないじゃないか!!!!!!!!!!ということで、前回同様No photo…自分のアフォさが情けなくなります(´・ω・`)ちなみにほんのりバラ色を残して焼いたお肉はあっさりとしていて食べやすく、コクのあるズッキーニとじゃがいもグラタンと調和がとれていました。

さて気を取り直し…実は先述の白魚スパゲティを食べていた時点から追加でパスタを注文するかどうか主人と相談していました。肉料理が終わってから追加が食べられるか否かを決めるのもOKとのことで、仔羊の最後の一片を胃袋に収めてから顔を見合わせる我々夫婦。出した答えは"Yes we can!"。己の頑健な胃袋に感謝しつつお店にお勧めパスタ料理を追加注文しました。コースのスパゲティがトマト味でしたので、クリームソースという点のみお伝えしました。

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カナダ産ムール貝に香草を合わせたクリームソースのスパゲティです。カナダのムール貝は高級品とのことで、なるほど普通のムール貝はやや影の薄い味わいですが、このムール貝には何粒も合体・濃縮させたような滋味あふれる潮の味を感じさせます。薄めに伸ばした生クリームとバターの風味の中でがっつり主張していました。むちむちした食感も楽しめました。実はムール貝×パスタ料理はお店では初の試みだったとのことで、私たちはちょっとしたモニターの役割を果たしました。今後、このムール貝スパゲティをメニューに加える予定でいらっしゃるそうです。メニューにあったら是非トライしてみてください。

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デザートはティラミスでした。甘さ控えめのマスカルポーネとビターなココアスポンジを魅惑のエスプレッソと一緒に味わいます。途中でミントを挟むと爽やかな味が加わり、新鮮な味覚です。市販のチョコミントは嫌いなのに、ここで食すと抵抗なく食べられるのは何故だろう。ちなみにラズベリーの空洞にラズベリー味のソースが入っており、芸の細かさに驚きました。

前回までの訪問以上に充実したディナーを楽しみ、厨房+給仕の皆さまに見送られながら八王子の夜の街を後にします。ウエストゴムのスカートで来店してよかった~♪VIA MAREにはしゃがめないスキニーパンツや補正下着は間違っても着てこないことをアドバイスしておきます。ワンピースやオールインワンやウエストゴムのボトムズが、このお店を120%楽しむコツです。

by simonesmundane | 2017-02-27 13:30 | グルメ_八王子_イタリアン | Comments(0)

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