ヒョウ柄の生地で普段使いのスカートの制服化を試みた。ヒョウ柄は花柄、迷彩柄、ドット柄、チェック柄、ストライプ柄と異なるムードを表現できる他、黒、灰色、茶色、インディゴ、水色とも合うので重宝している。ファッション誌の辛口チェック()等で「大阪のおばはんみたい」と言う向きもあるが、なんて貧困な発想なんだろうと個人的には思ってしまう。ちなみにヒョウ柄好きな都道府県ランキングでは埼玉県が1位らしい。
上段は着画、下段は吊るした状態での写真。作成順に、左から①ブティック社コットンフレンド2015年秋号のタックスカート、②フリースタイルで作ったフレアスカート、③日本ヴォーグ社『大人のパンツとスカート』のギャザースカート。
3枚の内、最も丈が短いのがタックスカート。膝が隠れる程度の長さで腰からストンと落ちるAライン寄りのシルエット。ゴムは後にしか通していないのでコンサバな雰囲気で着用できる。欠点はぴったりなところ。着脱の際にはお尻が若干引っかかる。食を楽しむ日やPMSの時期には不向き。
幅90cm・丈73cmの長方形を2枚裁断してウエストを3cm折り、ゴムを通したという最もシンプルな作り。3枚の内最もフレアの広がりが華やかで、コンパクトなトップスを合わせるとXラインシルエットが作れる。蛇腹状のウエスト部分はやや目立つ。生地をたっぷり用いているせいか、流行りのフィッシュテール風味なシルエットになり、思いがけず旬なスタイルが楽しめる。着る日を選ばずプリチーで、「お出かけ=非日常」の気分が上がるという点ではこのパターンが最もお気に入り。生地の重さのせいで油断するとずり落ちてくるが、それを防ぐためにサテンリボンを通して調整している。
(ウエスト部分と本体の)ギャザー寄せとウエスト部分のボタンホール開けが工程に含まれるため、3枚の内個人的には一番骨が折れる。フレアの広がりは控えめ。ウェディングドレスで言えばスレンダーラインといったところか。昨晩仕上げたばかりなので、着用しての外出は未経験。一番苦労したバージョンゆえ、できればこれが一番似合ってほしいのだけど…。
果たして私の体型に合うのはどれだろうか。